
増築工事、完了しました。
少し前になりますが、せっかくお引渡ししたので、遅れてブログでご紹介します。
6畳の増築工事のご依頼いただき、無事お引渡しとなりました。
特に難しいことはありませんでしたが、風致地区であったので、少し制限もあり、役所への確認が必要でした。
また、出入り口もつけるということでしたので、ポーチをウッドデッキにすることで、埋まっている配管等干渉しないようにしました。
窯業系サイディングはやらない宣言してますが、今回は地域の困りごと解決の一環として例外で、と自分に言い訳しています。業者さんがほかに見つからなかったということでしたので。というかほかの面は窯業系なのに、増築部分だけ変える必然性もあまりなく..
木の塀で囲ってワンちゃんの遊び場を作らせていただきました。扉も造作です。


玄関の横には手洗いを設置しました。
せっかくのお写真でしたので、ご紹介させていただきました。こういう施工事例に載らない小さな、といってしまっては失礼ですが、新築以外のお住まいのお困りごとのご相談も承っておりますので、ぜひ、お声がけください。
関連して、増築の法規についてよくご質問いただくので、少し解説いたします
増築の確認申請の有無について
防火、準防火地域以外の建築面積10㎡未満の増築には確認申請が不要です。東毛地区に(準)防火地域は少ないので、10㎡以下=ほぼ不要と考えてもいいかもしれませんが、チェックは忘れずに。建築面積とは柱で囲われる面積なので、玄関ポーチ柱があればそれも含めての面積となります。
また、確認申請を出さないからと言って、延焼ラインの規定や、風致地区の条例無視はNGとなります。
建蔽率も要チェックです。建蔽率以下内での増築が可能です。建蔽率=建築面積÷敷地面積で、お住まいの土地により定められております。
増築の登記について
登記は必要です。確認申請出さなくとも、増築したのならば必要です。登記は自分でもできますが、かなり時間を消耗します。ほとんどの方は土地家屋調査士さん等に依頼します。
カーポートも勘違いしやすいので、ご案内しておきます。
カーポートの確認申請について
これは増築と同じです。10㎡以上は必要です。つまり2台用以上は必要と考えていいでしょう。DIYで作られる方はご注意ください。また、信じられないかもしれませんが、施工会社さんも知らない人、いまだに多いです。知ってるけど確認申請出さない会社さんもいると思いますが、そろそろ時代的にどうかと思います。大手さんはこういった点に関してはコンプライアンスがしっかりしているはずです。
カーポートの登記について
カーポートは登記は不要です。ただし柱と屋根のみのカーポート限定です。壁があると扱いは増築と同じと考えていいと思います。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。